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香港鳳凰衛視文化大観園・王魯湘・奈良古梅園

中日新報『蘊承軒・国際文化芸術窓口』之十八 墨の原料となる煙煤(炭素末)、膠、香料

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接上期我们一同继续认识一下墨的原料:膠、香料。

『膠』膠就是如字源解释里原本持有的「煮皮」那样,牛皮、馬皮、鹿皮(外皮和肉質中間的結合組織)、骨等用大锅煮熬後,再将这很浓的液体清澄,注入30厘米厚箱容器里,冷却后日光晒乾。定義膠的好坏是以煮出的膠的硬柔感为标准。

良質的膠就是粘着力強并且透明,膠的強度较強。反之,膠的強度过強,墨会很硬,研磨时与硯接触感也较硬,这样研磨出的就是劣质的墨。为了不制这样的墨,将膠的溶解時間加長,使膠的強度减弱,这样研磨时墨与硯的触感柔滑,并且一定維持墨色的均匀和润泽。膠的使用作用在于,它与炭素末攪拌,使煙煤和膠很好的粘着在一起,然后作墨形,用硯磨墨時,墨液会有適当粘着感。这也使炭素末与紙也有效的粘合,同時又保持润泽,使墨色发色的重要作用。

关于膠的黏结性,我们有体验过吧。一块墨快用完了,新墨开始用時,将已经短得拿不上手的旧墨块和新的両块墨磨一下、将磨面对好晾乾。結合状態好的话,这二块墨就不再断离。这就是膠黏着力強的好例子。

『香料』膠会有悪臭味儿。固形墨状态时这种悪臭不明显。但是做成固形墨前,只是炭素末和膠加以揉和,膠在液体状态被使用的時代,一定是相当臭气熏人的吧。为了消除这悪臭,香料开始被使用进来。

中国魏的韋仲将也用了香料。香料用于制墨最开始是始于他?也或是以前香料就已经被制出并使用?这些详情已经无从考证了。

香港鳳凰衛視取材団と記念写真を

魏韋仲将用真珠麝香二物後魏賈思勰用梣木鷄白真珠麝香四物……晁貫之『墨経』

香料大概可分为天然香料和人造香料两种。外加,天然香料中,又分为植物性香料和動物性香料。動物性香料如「麝香」、植物性香料如「梅花香」最有名了。人造香料有「人工麝香」「混合二甲苯」等化学香料,成为能做出混合芳香的原料。

为了防止膠的悪臭,在墨里添加揉入的香料,为了使人心境清爽闲和,麝香、龍脳、梅花香等現在也仍被使用。另外,固形墨的外部香味,被称为「振りにおい」,与内部的香料是完全不同的。也就是,这是装籂性付着于墨块的香味,买墨时,请注意不要被这装饰性香味「振りにおい」左右。  

王魯湘先生試墨

以上连续介绍了墨的原料:松烟、油烟、膠、香料。膠除了上述的牛膠、馬膠、鹿膠、骨膠外还有鱼膠,古梅園更还用阿膠(驴皮膠)制阿膠油煙墨和阿膠松煙墨!
香料另外还有著名的龍涎香和竜脳。龍涎香:抹香鲸鱼吃的没有完全消化的排泄物,比水轻因而浮在海面上漂流到海岸。商業捕鯨以前没有机会这样偶然得到手,所以龍涎香是非常貴重的天然香料。商業捕鯨期間,解体鲸鱼時龍涎香得到手,虽然是高価,但有了商業性的供給。

竜脳:从竜脳樹的精油取得的無色透明的結晶。使用于香粧料・防虫剤・薫香用、墨的香料等。众所周知自古以来中国、欧洲等地竜脳是高級的宗教用薫香料、頭痛、歯痛的薬材。(下期继续……)

亨保十四年(1729年)外国贡象的象皮

【日本語】前回の記事に引き続き、膠、香料からお話をさせていただきます。

『膠』膠とは、「煮皮」に字源を持つように、牛皮、馬皮、鹿皮のニベ(外皮と肉質との中間にある結合組織)、骨などを大きな釜で煮詰めた後、ドロドロの液体を清澄させ、30センチメートル位の厚さの箱へ流し込み、冷却して薄くし、日光乾燥をさせたものです。膠の良し悪しを定義つけるには、膠が煮られて、硬柔を示す尺度です。

良質の膠とは、粘着力が強く透明で、ゼリー強度が強いということになります。逆に、ゼリー強度が強すぎると、墨は硬くなり、硯当たりも硬く、おりの悪い墨ができることになります。そのような墨を作らない為にも、溶解時間を長く、ゼリー強度を弱くして、硯当たりを滑らかにし、且つ伸びやつやを維持しなければならないのです。膠の役割使用は、炭素末と攪拌させることによって、接着させ、墨の形だに作り、硯で磨った時に、墨の液を適当な粘り気に保ち、伸びをよくすることです。さらに、炭素末を紙に接着させ、同時に光沢を付け、墨色を出すという重要な役割も担っているのです。

膠の接着性について、私たちはよく体験しています。一本の墨を使い切り、新しい墨につける時、両方の墨をすり、刷り面を合わせて乾燥させあす。結合状態さえよければ、二本の墨は離れません。これが、膠の接着の強さを示すいい例でしょう。

珍贵香料

『香料』膠には、悪臭があります。固形墨のままでは、あまり悪臭には気付きません。しかし、固形墨になる前や、単に炭素末と膠を混ぜて、液状で遣われていた時代には、相当の悪臭があったでしょう。その悪臭を消すために香料が遣われたのです。
中国では、魏の韋仲将が使っていました。それが彼によって初めて使われたものか、もしくは、それ以前につくられ、使われていたものなのか、その詳細は不明です。

魏韋仲将用真珠麝香二物後魏賈思勰用梣木鷄白真珠麝香四物……晁貫之『墨経』

香料は大別して、天然香料と人造香料に分けられます。加えて、天然香料の中でも、植物性香料と動物性香料とに分かれているのです。動物性香料では、「麝香(鹿の生殖器)」、植物性香料には、「梅花香」があり、それぞれが有名です。人造香料には、「ムスク・アンプレット」「キシロール」などがあって、混合芳香が作られる原料となっているのです。

膠の悪臭を防ぐために墨の内部に練り込まれた香りには、落ち着いた雰囲気を得る為に、麝香、龍脳、梅花香などが、現在も使用されています。また、固形墨の外部の香りは、「振りにおい」と言って、内部の香料とは別のものです。つまり、外装として、付着させている香りでありますので、墨を購入する際、「振りにおい」に左右されないように、注意する必要があります。

古梅園庭院一角

以上までは墨の原料:松煙、油煙、膠、香料。膠は上述の牛膠、馬膠、鹿膠、骨膠のほかに鱼膠もあります,古梅園は更に阿膠(ロバ膠)で「阿膠油煙墨」と「阿膠松煙墨」を作っています!
香料も麝香のほかに有名な龍涎香と竜脳も墨の香料として使われています。龍涎香はマッコウクジラが食べて消化しきれてない物は排泄されて、水より比重が軽いため海面に浮き上がり海岸まで流れ着いた物です。商業捕鯨が行われる以前はこのような偶然によってしか入手ができなかったため非常に貴重な天然香料です。商業捕鯨が行われている間は鯨の解体時に入手することができ、高価ではあったが商業的な供給がなされていました。

竜脳は竜脳樹の精油から得る無色透明の結晶です。香粧料・防虫剤・薫香用、墨の香料などに使われます。古くから中国、ヨーロッパなどで竜脳は高級な宗教用薫香料として、頭痛、歯痛などの薬として知られていました。(つづき……)

運墨専缐