『蘊承軒・国際文化芸術窓口』四十三(中国語・日本語) 形与心手相凑而相忘—-日本の浮世絵・鳥羽絵(水墨漫画)
一日夜晩川西桑给我发来了一条展覧会的信息,大阪市立美美术馆特別展《江戸的戏画——从鸟羽绘到北斎・国芳・暁斎》,展期为2018年4月17日〜6月10日。我很喜欢日本的浮世绘,更喜欢北斎的作品,于是在5月10日与川西桑一同去美术馆参观。
是从江戸时代明治時代开始的浮世絵样式之一,也指被称为「江戸的漫画」略画体的戏画(风趣讽刺)。这一称呼源于鸟羽僧正觉猷作的「鸟兽人物戏画」手卷。鸟羽绘的特征是手脚画的较长、眼睛是黒点或一字、口也画的很大、动作夸张、其他的讽刺画等也有很多用鸟羽绘的手法。
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前不久我看了大阪城天守阁3月17日〜5月6日专题展—『浮世绘师画的乱世』。作品虽然不一定是画史实,但可通过这些作品一窥当时人们的历史观,社会观,人生观。作品中第一代歌川芳艶的作品《佐藤正清・四方传讨伐左二马头》画中的人物「佐藤正清」,在解说文中却写的是「加藤清正」,很多参观的人都觉得是不是解说文写错了?原文是这样的:明智光秀秘藏的勇士四天王追击豊臣秀吉的場面的继续。追寻着丰臣秀吉,四天王从寺门前出来,恰在这时丰臣秀吉的股肱之臣加藤清正(画中的「佐藤正清」)追来。「我的主人在哪」清正问、「已经被我杀了。你们阴间相见吧」四天王回道。于是挥刀大战不分胜负,二人又扔下刀,开始拼肉搏战,精疲力竭之下清正战胜了四天王。丰臣秀吉机智脱险的轶事被写成历史小说军记物语《绘本太阁记》。武将丰臣秀吉被追击的这则轶事的浮世绘里,秀吉股肱忠臣加藤清正的名字被写成「佐藤正清」,我们今人推测可能当時人们崇拜的武将丰臣秀吉被追的逃命,是他不光彩的事,也为了预防连载出版被禁止发行,所以换写成这个发音和字比较接近的名字。当时绘師们真的很智慧的想到了这个手法。如发现其他浮世绘也会有名字不同的,你也去查找一下,可能也是这个原因吧。与当今对照他们当時的浮世绘相当于我们的新闻报纸。上流社会名人轶事不能直接画写的便用拟人鸟兽表现、写成小说绘巻或浮世绘插图,以连载形式成为平民大众喜爱的茶余饭后的谈资・・・
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这次大阪市立美术馆特別展鸟羽绘展出的水墨漫画,特别生动有趣,像是现代的怪谈笑星一样,他愉悦了平民的生活和娱乐,并形成了这独特的的文化艺术。生活在当下的我们看到这些水墨漫画,那风趣的表情动作、内容、及画师的高超绘画笔意技巧、减笔、很少的笔触却让我们想象出很多,让我们在微笑间思索。
会场里也展出很多勝川春章门下弟子江戸時代后期的浮世絵師葛飾北斎的漫画。与北斎的肉筆浮世绘一样,他的漫画功夫也让我惊叹。葛飾北斎一生坚持绘画制作达70年。他研究日本和西洋绘画,并潜心研习中国『芥子園画传』,用于作品制作。
『芥子園画传』被说成是中国美术史上的奇书也不为过。并且是中国出版史上第一部用图来解析绘画技法的多色套版图书。『芥子園画传』是清康熙十八年(1679年)清初文豪李漁先生編集出版、以李漁先生的居所「芥子園」为画譜命名。康熙時代的『芥子園画传』常人已经很难见其真貌,而十八世紀七十年代『芥子園画传』原版初集在日本被重新发现,在世人面前重现风采,板画界和美術界为之震撼。
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从『北斎漫画』看到的达人的绘画功力、灵动鲜活的笔触・・・北斎为学生绘制的绘画教材,有各行各业的人及他们的用具、耍怪的面部表情的脸、妖怪、更有远近透视法等等容括了很多内容。他是在研究并参考了《芥子園画传》的様式的基础上加以充实和创新。
葛飾北斎成为了葛飾派的始祖,西洋印象派画坛的梵高和莫奈受浮世绘影响很深。特别是莫奈的风景画构图,借鉴了浮世绘的名所绘。日本平民百姓的浮世绘版画在世界受到令他们自豪的高评价。在日本浮世绘低迷时期,大量浮世绘流失,很多外国人收藏了日本的浮世絵。这回展示的作品里很多是流失到比利时的。
在日本画乃至人们生活趋向西洋的現在,看这浮世绘・鸟羽绘,衷心祝愿人们从中感受到一些刺激并再度重新考量传统和创新这一永恒的课题。
展覧会到6月10日,请一定到大阪市立美術館来看看日本的水墨漫画・・・
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【日本語】日本の浮世絵―――鳥羽絵(水墨漫画)
先日私の絵画教室の生徒でもある川西さんから、浮世絵の展覧会情報が届きました。大阪市立美術館の特別展「江戸の戯画―鳥羽絵から北斎・国芳・暁斎まで」。私は浮世絵も北斎も大好きなので、5月10日に川西さんとこの展覧会に出掛けました。
皆さんも御存知のように「鳥羽絵」は、江戸時代から明治時代にかけて描かれた浮世絵の様式のひとつで、「江戸の漫画」とも言われる略画体の戯画のことです。この呼び名は鳥羽僧正覚猷作とされる「鳥獣人物戯画」絵巻に由来するものとされます。鳥羽絵の特徴は手足が長く、目は黒丸か一文字、大きな口を持ち、動作は誇張されるなど描かれ方です。他にも風刺画など、鳥羽絵の手法を用いて描かれているものは多いです。
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私はこの展覧会の前に大阪城天守閣で開催されていたテーマ展「浮世絵師が描いた乱世」(既に5月6日終了)で、軍記物といわれる歴史小説を題材にした連続物の浮世絵も観ていました。その中に初代歌川芳艶作『「瓢軍談五十四場」 三十一 佐藤正清・四方伝左二馬頭を討』という絵がありました。この絵の中の人物「佐藤正清」は解説文では「加藤清正」と名前が変わっていました。最初、私はこれはただの間違いだと思いました。しかしそうではありません。その理由は以下の内容の創作歴史物語にありました。
(明智光秀秘蔵の勇士である四天王政孝(別名・但馬守)が豊臣秀吉を追いつめた後、その続きの場面として)秀吉を探して寺の門前に出て来た四天王。そこに秀吉の股肱の忠臣・加藤清正(絵中の「佐藤正清」)が追い付いて来ました。
「我が主人の居場所を存じたるや」と清正が尋ねると、「それがしが討ちとった。冥土にて対面せよ」と四天王がうそぶいて答えます。斬り合いでは勝負がつかず、二人は刀を投げ捨てて死力を尽くして戦い、最後は清正が四天王を制します。これはその時の戦いを描いた絵なのです。武将・豊臣秀吉が機転を利かせて四天王の追い討ちから逃れたというエピソードは、人形浄瑠璃『絵本太閤記』に違いありません。秀吉が追撃されたという創作歴史物語の中で、秀吉の股肱の忠臣・加藤清正の名前を「佐藤正清」と別名に書き換えることで、公儀(豊臣秀吉の人気を危惧する当時の徳川政権)の目を掻い潜って出版されました。(出版禁止とならないように)絵師も色々知恵を働かせているな、と私は感心しました。庶民にとって浮世絵は、今の時代の新聞などと同様の情報媒体でもありました。支配階級・上流階級の噂や事件をそのまま描くのではなく、人の顔を鳥獣 に描き変えてみたり、時代や背景の異なる物語や絵巻、或いは浮世絵に巧みに置き換えて、(権力者からの弾圧を避けながら)庶民に情報を届けたのでした。
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今回の大阪市立美術館の特別展の鳥羽絵は「戯画」がテーマということで、面白可笑しく、庶民的な作品が多くありました。今の時代に生きる私達が見ても、思わず考えさせられたり、笑いがでたりします。しかもその作品は減筆(最小限の筆のタッチ)で描かれている為、逆に多くのものを「観る側」が想像できました。
私の大好きな浮世絵師であり、勝川春章門下で江戸時代後期に活躍した葛飾北斎の漫画も多く展示されていました。以前からよく目にしていた肉筆浮世絵と同様に、戯画の腕前にも改めて驚かされました。葛飾北斎は70年もの長きに渡って制作し続けました。和洋東西を問わず絵の研究を重ね、中国の『芥子園画伝』から中国絵画をも習得してその作品に活かしました。
『芥子園画伝』の存在は、中国美術史上の奇本と言っても過言ではありません。その内容は絵を描くに当たっての精神、哲学に始まり、筆や墨や紙の扱い方、色の付け方、そして山水、樹木、岩石、雲、滝、人物、畜獣、建築物、橋梁など実際の作品を引用しながら載せてあります。更に初集から木版多色刷技法で制作された図書でもあります。この為中国では絵画の教科書、詩画譜として流行しました。
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『芥子園画伝』の始まりは清康熙十八年(1679年)に清初の文豪・李漁先生の意向を受けて出版された物です。書名は李漁先生の別荘「芥子園」に由来します。その後時代と共に様々な人物の手で加筆・再編集され、繰り返し出版され続けました。
このように時代を超えて広く普及し続けた半面、例えば康熙時代の『芥子園画伝』になると既に原型をとどめておらず、間違いだらけの引用と読解、強引な編集による論理の矛盾や比喩の不正確さが著しくなっていました。
『芥子園画伝』は元禄年間、或いは遅くとも元文年間には日本に原版初集が伝わっていたと推測されています。当時の日本の板画界・美術界が、この画期的な絵画の教科書に大きな衝撃を受けたことは容易に推測できます。
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私は展示されている『北斎漫画』から視えてきた北斎の達者な描写力と速筆ぶりに改めて感動しました。「北斎漫画」は初めは絵手本(弟子達の教本)として描かれたものでした。それが出版されるとたちまち評判を呼び、職人達の意匠手引書として広く普及しました。さまざまな職業者の持つ道具類、ふざけた顔や妖怪、遠近法に至るまで多くの内容が記されていて、そこに「芥子園」様式の影響も強く感じました。
葛飾北斎は葛飾派の祖となり、後には海を渡ってゴッホとモネなどの印象派の芸術家たちにも強い影響を与えました。
一部の特権階級の特別な芸術ではなく、一般庶民の為の身近な芸術として多いに広まった「浮世絵」という日本の版画は、世界で高い評価を得ています。多くの外国人、特に西洋人が日本の浮世絵に魅せられ、コレクションしています。今回の展示作品の中には、遠くベルギーから里帰りした物もありました。
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日本画の本質が形骸化し西洋画に大きく傾いてしまっている現在、芸術に携わる人々がこのような浮世絵や鳥羽絵を見ることは、真の伝統と革新とは何かということを今一度自身に問い直す良い切っ掛けとなるのではないか、と私は心から思います。
この展覧会は6月10日までです。皆さん、是非大阪市立美術館に足を運んでみてください・・・
執筆者:李留雁
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