三菱広報委員会(三菱グループ関連企業36社で構成 会長:垣内威彦)、公益社団法人 日本ユネスコ
協会連盟(会長:佐藤美樹)などでは、「三菱アジア子ども絵日記フェスタ」において2024年6月から今年1月にかけて日本を含むアジア23の国・地域の子どもたちから「アジアのみんなに伝えたい、わたしの生活」をテーマにした絵日記を募集する「アジアの子ども絵日記コンクール」を実施いたしました。この度、各国・地域の国内選考会を経て日本に集まった作品(23の国・地域×8作品)の中から国際選考会を実施、グランプリ他各賞が決定、広島県呉市の石橋 紗和佳(いしばし さわか)さん(11歳/小学5年生)が日本のグランプリを受賞しました。
各国・地域のグランプリ受賞者および日本国内の主催者賞、優秀賞受賞者は今夏、大阪・関西万博会場内で行われる国際表彰式と地元の小学生などとの交流プログラムに参加する予定です。
本事業は、「国際識字年」が制定された 1990年にアジアの子どもたちが絵日記を描き、読むことで識字教育に結びつくことを目的に第1期がスタートしました。現在ではアジアの子どもたちが絵日記を通じてお互いの国をより深く理解し、交流の輪を広げることを目的に実施、今期で16期となります。グランプリ受賞者の作品は、「三菱アジア子ども絵日記フェスタ」公式ホームページでも公開する予定です。本事業概要ならびに各国・地域のグランプリ、他各賞受賞作品(一部)、受賞一覧他詳細は別紙の通りです。
※受賞者の年齢・学年はすべて応募時点
<本件に関する問い合わせ先>
三菱アジア子ども絵日記フェスタ広報事務局
TEL. 070-8479-2696
E-MAIL. pr@enikkifesta.com
〒104-0033 東京都中央区新川 2-2-1-512
アジア 23 の国・地域の 6 歳から 12 歳の子どもたちが描く「アジアの子ども絵日記コンクール」各国・地域のグランプリ他各賞が決定
日本のグランプリ受賞者は広島県呉市の石橋 紗和佳さん(11 歳/小学 5 年生)各国・地域のグランプリ受賞者が大阪・関西万博会場に集結
【2024-2025 三菱アジア子ども絵日記フェスタ(第 16 期) 入賞結果概要】
■主催
三菱広報委員会(会長:垣内(かきうち) 威彦(たけひこ))アジア太平洋ユネスコ協会クラブ連盟(会長:SunJoo Lee)
公益社団法人 日本ユネスコ協会連盟(会長:佐藤(さとう) 美樹(よしき))
■後援
ユネスコ(国連教育科学文化機関)※外務省/文部科学省/大阪府/大阪府教育委員会
■募集対象
アジア 23 の国・地域に暮らす 6 歳から 12 歳の子どもたち
■募集期間
2024 年 6 月 1 日(土)~2025 年 1 月 15 日(水)
※上記は日本での募集期間です。各国・地域により募集期間は異なります。
■募集作品
3 枚 1 セットの絵日記
■作品テーマ
「アジアのみんなに伝えたい、わたしの生活」・・・・・・・・・・ 作品の題材は自由。
楽しかったこと、嬉しかったこと、一生懸命取り組んでいること、大好きな家族や友だちのこと、学校や家での出来事、地域のお祭りや伝統芸能など、今伝えたいことを絵日記にする。
■参加国・地域 アジア 23 の国・地域
ブータン/ブルネイ/カンボジア/中華人民共和国/インド/インドネシア/カザフスタン/大韓民国/ラオス/マレーシア/モルディブ/モンゴル/ミャンマー/ネパール/パキスタン/フィリピン/シンガポール/スリランカ/チャイニーズ・タイペイ/タイ/東ティモール/ベトナム(アルファベット順)/日本
※バングラデシュは参加予定でしたが、政変の影響により作品募集などが難しい状況であ
ることから参加を見合わせました。
■応募総数
33,793 作品(内、日本の応募総数 5,681 作品)
■賞・受賞者数 グランプリ
各国・地域 1 名、全 23 名
三菱広報委員会賞
各国・地域 1 名、全 23 名
アジア太平洋ユネスコ協会クラブ連盟賞
各国・地域 1 名、全 23 名
日本ユネスコ協会連盟賞 各国・地域 1 名、全 23 名
優秀賞
各国・地域 4 名 、全 92 名
※下記は日本のみ
・佳作
119 名
・都道府県優秀賞
36 名
・最優秀団体賞
1 団体
・優秀団体賞
5 団体
・最多団体応募賞
1 団体
・団体応募賞
77 団体
■選考方法
応募作品は、まず各国・地域ごとの国内審査で各 8 作品、合計 184 作品を選出。さらに日本で行う国際選考会でグランプリ(各国・地域から 1 作品)、三菱広報委員会賞(各国・地域から 1 作品)、アジア太平洋ユネスコ協会クラブ連盟賞(各国・地域から 1 作品)、日本ユネスコ協会連盟賞(各国・地域から 1 作品)、優秀賞(各国・地域から 4 作品)が決定。
■選考委員
選考委員長 :佐藤一郎(洋画家・東京藝術大学名誉教授・東北生活文化大学学長)
選考副委員長:齋藤芽生(画家・東京藝術大学教授)
選考委員 :大石芳野(写真家)
池上彰(ジャーナリスト・名城大学教授)
里中満智子(マンガ家・大阪芸術大学教授)
■国際選考基準 ①各国・地域のお国柄(文化、習慣、生活、自然風土など)が表現されているか。
②絵や日記に子どもらしい感性や視点が感じられるか。
③構成力、アイディア、丁寧さといった作品の完成度がみられるか。
④取り上げる題材がバラエティに富んでいるか。
■ホームページ https://enikki.mitsubishi.or.jp/
本事業の第 1 期から第 16 期の全グランプリ受賞作品をはじめ、本事業の取り組みを紹介。
※その他、公式 X(@asia_enikki)にて様々な情報を公開
■グランプリ受賞者 ※受賞者の年齢はすべて応募時点/敬称略
■日本国内グランプリ、主催者賞、優秀賞受賞者 ※受賞者の年齢・都道府県はすべて応募時点/敬称略
■日本国内佳作受賞者
※受賞者の年齢・都道府県はすべて応募時点/敬称略
賞名
氏名
年齢
学年 都道府県
日本ユネスコ協会連盟賞 格谷 瑛一郎(かどや えいいちろう)
9
3
大阪府
アジア太平洋ユネスコ協会クラブ連盟賞 内田 博文(うちだ ひろふみ)
11
5
愛知県
三菱広報委員会賞 多々良 結奈(たたら ゆうな)
10
4
東京都
グランプリ
石橋 紗和佳(いしばし さわか)
11
5
広島県
賞名
氏名
年齢
学年 都道府県
優秀賞
成田 惺(なりた しょう)
12
6
東京都
優秀賞
飯田 都和(いいだ とわ)
10
4
京都府
優秀賞
大島 瑠生(おおしま るい)
8
2
東京都
優秀賞
髙澤 寿寧(たかざわ ことね)
6
年長
埼玉県
国・地域
氏名
年齢
Phone Nyan Hein
フォン ニャン へハイン
Soumya Dhaugoda
サウムヤ ダグダ
Khadija Ghaury
カディジャ ガウリー
Arcy Ezekiel B. Reyteran
アーシー エゼキエル B. レイテラン
Joni Ng
ジョニー ンー
S.M.T.V.N. Subasingha
S.M.T.V.N. スバシンハ
Hsin-Yen Chou
シンエン チョー
Parin Arrin
パリン アリン
Ansgario F. B. Pinto Alves
アンスガーリオ F. B. ピント アルウェス
Phi Thuy Lam
フィー トゥイ ラム
Ishibashi Sawaka
石橋 紗和佳(いしばし さわか)
ベトナム
7
日本
11
タイ
7
東ティモール
11
チャイニーズ・タイペイ
9
フィリピン
9
シンガポール
10
スリランカ
10
ネパール
12
パキスタン
10
ミャンマー
10
国・地域
氏名
年齢
Tsogyal Lhamo Dorji
ツォギャル ラモ ドルジ
Awangku Aisy Athallah
アワンク アイシー アタラー
Pich Rothana
ピッチ ロタナー
Jiexi Hao
ジェシー ハオ
Suraj Vasant Bhuyal
スラジ ヴァサント ブーヤ
Ayunda Larasati Pramito
アユンダ ララサティ プラミト
Duisenbay Tomiris Assylkhankyzy
ドゥイセンバイ トミリス
Park Si Eun
パク シウン
Somchanh Lee
ソムチャン リー
Adela Lau Eejia
アデラ ラウ イージア
Yusairah Mohamed Yamany
ユサイラー ムハンマドゥ ヤマーニー
Binderiya Munkhzul
ビンデリヤ ムンフズル
モンゴル
12
マレーシア
12
モルディブ
12
大韓民国
8
ラオス
10
インドネシア
11
カザフスタン
7
中華人民共和国
12
インド
11
ブルネイ
10
カンボジア
12
ブータン
12
氏名
学年
都道府県
1
縄 乃々香
5
北海道
2
稲場 大晟
2
北海道
3
木村 琴葉
2
山形県
4
堀田 回
2
福島県
5
野口 愛央
5
茨城県
6
弓野 あこ
5
茨城県
7
横山 怜衣香
6
茨城県
8
鈴木 遥香
5
茨城県
9
大畑 壮生
6
茨城県
10
後藤 絢菜
6
茨城県
11
太田 德
1
栃木県
12
太田 歓
2
栃木県
13
花田 里実
5
栃木県
14
南條 詩緒那
4
栃木県
15
清水 遥稀
1
群馬県
16
瀬谷 光凛
1
群馬県
17
松島 遼
5
埼玉県
18
片山 真莉亜
2
埼玉県
19
鷹森 光彩
3
埼玉県
20
渋谷 拓己
6
埼玉県
21
岩田 爽汰
2
埼玉県
22
藤澤 壘
2
埼玉県
23
松野 晃士
4
埼玉県
24
加瀨 慧也
3
千葉県
25
京増 悠人
6
千葉県
26
清水 瑛大
2
千葉県
27
東 依葵
5
千葉県
28
竹内 陽香莉
1
東京都
29
水本 真季
3
東京都
30
三春 沙帆
3
東京都
氏名
学年
都道府県
31
大河原 志真
4
東京都
32
箕形 理奈子
6
東京都
33
堀越 健心
4
東京都
34
小林 月菜
6
東京都
35
若田 心絆
6
東京都
36
白土 治子
6
東京都
37
岡本 和弥
2
東京都
38
江見 音羽
3
東京都
39
河津 和禅
3
東京都
40
雪森 美怜
4
東京都
41
辻村 理奈
5
東京都
42
小髙 蒼馬
2
東京都
43
ティムソン 恵怜奈
3
東京都
44
山本 和誠
2
東京都
45
山本 鷹正
4
東京都
46
山本 清正
6
東京都
47
髙正 麻衣
6
神奈川県
48
レヘマイ ヤセン
6
神奈川県
49
ドゥリティー ルハンサ
5
神奈川県
50
荒川 晴花
2
神奈川県
51
岩崎 桜
3
神奈川県
52
佐藤 葵
6
神奈川県
53
森島 新
5
新潟県
54
丸本 日向
1
岐阜県
55
平塚 敬祐
1
岐阜県
56
木村 奏音
5
静岡県
57
飯田 陽大
1
静岡県
58
大野 慧人
2
愛知県
59
加藤 歩美
1
愛知県
60
小林 咲句良
1
愛知県
氏名
学年
都道府県
61
白井 希來
1
愛知県
62
針田 波奈
1
愛知県
63
宮松 凛華
1
愛知県
64
髙田 侑璃咲
1
愛知県
65
石田 涼香
2
愛知県
66
佐久間 奏翔
1
愛知県
67
上山 傑文
3
愛知県
68
冨田 舟
3
愛知県
69
林 柚奈
1
三重県
70
大西 紘生
1
京都府
71
莖田 ゆい
4
京都府
72
田中 陽菜
3
京都府
73
岡 有咲
1
京都府
74
澤井 巴
2
京都府
75
太田 依結里
6
大阪府
76
嵯峨原 明
6
大阪府
77
大賀 美寿々
1
大阪府
78
山田 礼孝
2
大阪府
79
片山 智陽
1
大阪府
80
木部 慶一朗
1
大阪府
81
原口 功輝
6
大阪府
82
廣野 掬々
6
大阪府
83
増井 妙紅
6
大阪府
84
谷本 菜愛
4
兵庫県
85
衣笠 颯志
1
兵庫県
86
福永 奈三
6
兵庫県
87
田口 紗椰
2
和歌山県
88
藪添 一花
3
和歌山県
89
中村 鼓太郎
3
岡山県
90
東影 海志
5
岡山県
氏名
学年
都道府県
91
赤瀬 帆杏
4
広島県
92
糸川 悠梨
4
広島県
93
遠藤 紗菜
4
広島県
94
小田 篤郎
4
広島県
95
佐藤 玄一
4
広島県
96
冨田 美優
4
広島県
97
森下 結貴
4
広島県
98
落合 咲大
2
広島県
99
久和田 一吹
2
広島県
100
久松 翔亜
2
山口県
101
大山 あい
4
山口県
102
藤井 海晴
4
山口県
103
田尾 優樹
6
山口県
104
枝元 雄史
2
徳島県
105
元川 蒼心
2
徳島県
106
白 恩和
3
徳島県
107
三島 大晴
3
徳島県
108
飯富 千紗
4
徳島県
109
熊野 遥仁
4
徳島県
110
藤原 辰伎
5
徳島県
111
山田 阿由
6
徳島県
112
加藤 優月
3
徳島県
113
大嶋 康暉
3
香川県
114
佐野 優衣
3
愛媛県
115
山本 桔平
5
福岡県
116
打荻 史織
3
福岡県
117
打荻 正祐
5
福岡県
118
古舘 結愛
3
佐賀県
119
酒井 絢望
2
長崎県
■日本国内都道府県優秀賞受賞者
※受賞者の年齢・都道府県はすべて応募時点/敬称略
→佳作とのダブル受賞
■最優秀団体賞
■優秀団体賞 ※北から ■最多団体応募賞
■団体応募賞 ※北から同一県は五十音順
※以下は各国・地域のグランプリおよび日本の主催者賞、優秀賞受賞者が参加する予定です。
<国際表彰式>
■日 時 : 2025 年 7 月 31 日(木) 12 時 30 分~14 時
■会 場 : 大阪・関西万博会場内 EXPO ホール
<小学校交流プログラム>
■日 時 : 2025 年 8 月 1 日(金) 9 時 30 分~11 時
■会 場 : 大阪市立城東小学校
<共同作品制作>
■日 時 : 2025 年 8 月 1 日(金) 13 時 30 分~16 時 30 分
■会 場 : 城東福祉会館
氏名
学年
都道府県
1
縄 乃々香
5
北海道
2
新渡戸 常道
2
青森県
3
木村 琴葉
2
山形県
4
堀田 回
2
福島県
5
後藤 絢菜
6
茨城県
6
花田 里実
5
栃木県
7
清水 遥稀
1
群馬県
8
松野 晃士
4
埼玉県
9
東 依葵
5
千葉県
10
竹内 陽香莉
1
東京都
11
佐藤 葵
6
神奈川県
12
森島 新
5
新潟県
氏名
学年
都道府県
13
遠藤 愛与
2
山梨県
14
平塚 敬祐
1
岐阜県
15
飯田 陽大
1
静岡県
16
大野 慧人
2
愛知県
17
林 柚奈
1
三重県
18
澤井 巴
2
京都府
19
片山 智陽
1
大阪府
20
衣笠 颯志
1
兵庫県
21
奥田 芽依
3
奈良県
22
藪添 一花
3
和歌山県
23
中村 鼓太郎
3
岡山県
24
赤瀬 帆杏
4
広島県
団体名
都道府県
1
徳島市川内北小学校
徳島県
団体名
都道府県
1
つくば市立学園の森義務教育学校
茨城県
2
東京都立大塚ろう学校
東京都
3
鴻巣市立箕田小学校
埼玉県
4
名進研小学校
愛知県
5
廿日市市立佐方小学校
広島県
団体名
都道府県
1
つくば市立学園の森義務教育学校
茨城県
団体名
都道府県
1
千歳市立向陽台小学校
北海道
2
六ケ所村立千歳平小学校
青森県
3
小国町立小国小学校
山形県
4
いわき市立田人小学校
福島県
5
郡山サベリオ学園小学校
福島県
6
取手市立山王小学校
茨城県
7
足利市立矢場川小学校
栃木県
8
那須塩原市立大山小学校
栃木県
9
鴻巣市立箕田小学校
埼玉県
10
所沢市立富岡小学校
埼玉県
11
館山市立館山小学校
千葉県
12
千葉市立幸町小学校
千葉県
13
筑波大学附属聴覚特別支援学校
千葉県
14
公益財団法人 CIESF
東京都
15
立川市立第三小学校
東京都
16
東京都立大塚ろう学校
東京都
17
東星学園小学校
東京都
18
武蔵村山市立雷塚小学校
東京都
19
箱根町立仙石原小学校
神奈川県
20
横須賀市立沢山小学校
神奈川県
21
横浜市立みなとみらい本町小学校
神奈川県
22
新潟市立有明台小学校
新潟県
23
若桜町立熊川小学校
福井県
24
南部町立富沢小学校
山梨県
25
笛吹市立石和西小学校
山梨県
26
木曽町立日義小学校
長野県
団体名
都道府県
27
諏訪市立豊田小学校
長野県
28
千曲市立屋代小学校
長野県
29
長野市立通明小学校
長野県
30
岐阜市立岩小学校
岐阜県
31
七宗町立神渕小学校
岐阜県
32
瑞浪市立陶小学校
岐阜県
33
岡崎市立六名小学校
愛知県
34
椙山女学園大学附属小学校
愛知県
35
知立市立知立小学校
愛知県
36
名古屋市立なごや小学校
愛知県
37
名進研小学校
愛知県
38
桑名市立藤が丘小学校
三重県
39
木津川市立州見台小学校
京都府
40
同志社小学校
京都府
41
福知山市立上川口小学校
京都府
42
池田市立秦野小学校
大阪府
43
泉南市立新家小学校
大阪府
44
大阪市立今里小学校
大阪府
45
大阪市立東小橋小学校
大阪府
46
追手門学院小学校
大阪府
47
富田林市立喜志小学校
大阪府
48
東大阪市立八戸の里小学校
大阪府
49
枚方市立東香里小学校
大阪府
50
神戸市立本庄小学校
兵庫県
51
神戸バイリンガルスクール
兵庫県
52
播磨町立播磨南小学校
兵庫県
団体名
都道府県
53
姫路市立豊富小中学校
兵庫県
54
橋本市立清水小学校
和歌山県
55
和歌山市立雑賀崎小学校
和歌山県
56
紀の川市立麻生津小学校
和歌山県
57
岡山市立東疇小学校
岡山県
58
廿日市市立佐方小学校
広島県
59
三原市立本郷西小学校
広島県
60
山口県宇部市立見初小学校
山口県
61
阿南市立平島小学校
徳島県
62
佐那河内村立佐那河内小学校
徳島県
63
徳島市川内北小学校
徳島県
64
松茂町立喜来小学校
徳島県
65
絵画造形教室アトリエK
香川県
66
高知市立義務教育学校土佐山学舎
高知県
67
糸島市立一貴山小学校
福岡県
68
北九州市立萩ヶ丘小学校
福岡県
69
唐津市立西唐津小学校
佐賀県
70
雲仙市立多比良小学校
長崎県
71
菊陽町立菊陽南小学校
熊本県
72
ユーリカ英語教室
大分県
73
阿久根市立阿久根小学校
鹿児島県
74
霧島市立霧島小学校
鹿児島県
75
伊平屋村立伊平屋小学校
沖縄県
76
名護市立真喜屋小学校
沖縄県
氏名
学年
都道府県
25
藤井 海晴
4
山口県
26
加藤 優月
3
徳島県
27
大嶋 康暉
3
香川県
28
佐野 優衣
3
愛媛県
29
野口 瑛愛
6
高知県
30
山本 桔平
5
福岡県
31
古舘 結愛
3
佐賀県
32
酒井 絢望
2
長崎県
33
恒吉 絢吾
6
熊本県
34
渡邊 実千果
4
大分県
35
小椋 竜稀
6
宮崎県
36
大嶺 愛菜
6
沖縄県
グランプリ作品①
【4】 カンボジア王国
【3】 ブルネイ・ダルサラーム国
果物の季節に、ぼくたち家族はおじいちゃんのドリアン園を訪れました。
到着すると、ドリアンがたくさん地面に落ちているのが見えました。そん
な時はいつも落ちたドリアンをひとつひとつ拾って、タキディン(伝統的
な肩ひものついた編みかご)に入れます。
ぼくはドリアンのとげから手を守るため、厚手の手袋をしました。翌日、
学校でドリアン拾いの体験について友だちに話しました。
私は毎回、お父さんがコンポンチュナン州(カンボジアの中央
に位置する州)から持ってきたヤシの葉を取っておきます。この
葉を折って美しい鳥を作り、素敵な飾りにします。ヤシの葉を
鳥の形に折る方法は、おばあちゃんから教えてもらいました。
【1】 バングラデシュ人民共和国
【2】 ブータン王国
今日はツェチュに行くので、特別に早起きしました。ツェチュと
は、ブータン暦の8月11日から15日にかけて毎年行なわれる
行事です。ツェチュの日には、伝統的な音楽の演奏を聴いたり、
仮面舞踊や宗教儀式を見たりすることができます。そして私が
一番好きなのは、アッサラ(コメディアン)が観客にいたずらをし
て、私たちを笑わせるところです。
ツォギャル ラモ ドルジ (12歳)
アワンク アイシー アタラー (10歳)
ピッチ ロタナー (12歳)
政変の影響により
作品募集などが
難しい状況である
ことから
参加見合わせ
グランプリ作品②
【8】 カザフスタン共和国
【7】 インドネシア共和国
お父さんが私たち家族をビーチに連れていってくれました。ビーチに着いたら、私たちは偶然ゲンダンベレクのパフォーマンスに出くわしました。ゲンダンベレクはロンボク島の伝統的な太鼓で、棒を使って両手で太鼓の皮を叩いて演奏します。このパフォーマンスは、よくいっしょにエネルギッシュでダイナミックな踊りといっしょに行なわれます。
これは私の家族です。4人家族です。お父さんのアスルハンが家族の長で、お母さんのカミラは家庭を支えてくれます。弟のアムレはおもちゃたちのボスで、私は、トミリスです。短くトミと呼んでもいいです。全員そろって食事をするのが好きです。ベシバラマク、バウルサク、クルト(伝統料理)。私は甘酸っぱいクムス(馬乳酒)がとくに好きです。家族が大好きです。
【6】 インド共和国
【5】 中華人民共和国
夜の上海は魅力的でにぎやかです。ルージアズイ(上海の高層ビル群)を歩けばそびえ立つ摩天楼を感じ、バンド(上海中心部の観光エリア)を歩けば歴史とモダンの融合を実感できるでしょう。オリエンタルパールタワーは雲の中にそびえ立ち、他の建物とともに壮大な街のスカイラインを形成しています。
ジェシー ハオ (12歳)
アユンダ ララサティ プラミト (11歳)
ドゥイセンバイ トミリス (7歳)
スラジ ヴァサント ブーヤ (11歳)
ぼくはパルガールという民族の地区に住んでいます。ぼくの家と村は、山の中にあります。ぼくはお母さんや妹といっしょに森へいき、果物や花、木を集めます。ぼくは森で鳥や動物を見るのが大好きです。ぼくたちの森にはクジャクがたくさんいます。
ぼくはクジャクのために穀物を運びます。クジャクはぼくたちの近くに来て穀物を食べます。羽をいっぱいに広げて踊るクジャクを見るために、ぼくは森に何時間も滞在します。ぼくは地面に落ちたクジャクの羽を集めるのが趣味です。グランプリ作品③
【12】 モルディブ共和国
【11】 マレーシア
親愛なる日記さん、今日は恐ろしい日でした。算数のテストがあったのです。そしてまた失敗してしまいました。お母さんは私の第1テストが50%だったのを見て、すでに激怒していました。そして今回は合格すらできなかったのです。一番簡単な問題を、まるでやり方がわからないかのように間違えてしまいました。最悪です。お母さんがどう反応するか想像がつきます。普段は決してしないようなこと、たとえば叫んだり、部屋のあちこちに物を投げたりするようになるのです。でも、家で考えると簡単なのにテストの時は難しくなってしまう、理由がわかりません。何か感覚が違うのです。
今日は幸せな日です。すべてのことが完ぺきでした。私は休みの日に親せきの人たちとピクニックに行くのが大好きです。 私たちはフニロシ(薄焼きパン)とマスフニ(ツナとココナッツなどの和え物)の朝ご飯を食べて海に行きました。海では、時間を忘れてボール投げや木の実探し、水泳競争をしたり、桟橋から飛びこんだりしました。午後、一番陽射しが強い時間にお母さんたちに浜辺へ呼ばれました。手さげ
袋の中に何があるかわかったとたん、みんなうれしくて大騒ぎでした。かわいらしいキャンディでした。私はそれをなめてからまた海に戻りフロートベッドの上でくつろぎました。お母さんたちも海に入ってきて、ふざけて私に海水をかけました。夕方、浜辺でバジヤーやグラ(ツナを使った辛いスナック)を食べてお茶を飲みました。家に帰ると眠くなったけれど、とても幸せな気分でした。
【10】 ラオス人民民主共和国
【9】 大韓民国
私の一番印象に残っている思い出は、山の頂上でお父さんに肩車してもらった時のことです。その時はこわくありませんでした、今思うと、こわくはないけど、ちょっとびくびくしていました。私はビルや学校など、色いろな場所を見ました。そこへ、もう一度家族といっしょに行きたいです。
ラオスの新年を祝う
毎年1月上旬には、モン族の祭りであるキン・ジャンが祝われ、その後すぐに、ラオスの新年が楽しく祝われます。最後に、贈り物を交換して、お互いに祝福をする儀式があります。
パク シウン (8歳)
ソムチャン リー (10歳)
アデラ ラウ イージア (12歳)
ユサイラー ムハンマドゥ ヤマーニー (12歳)
グランプリ作品④
【16】 パキスタン・イスラム共和国
【15】 ネパール
学校が休みの間は、いつも家事を手伝っています。草を刈っているのは私です。お姉さんたちは大きなドコ(木で作った大きなかご)に草と薪を入れて家に帰ります。家の近くには茶畑や山があります。
村の結婚式
夏休みに、いとこの結婚式に参加するため、パンジャブ州のマリ・アライチ・カーン村に行きました。初めて見る村の結婚式は楽しい経験でした。夕方5時からみんなで準備をしました。花むことバラット(花よめを自宅へ迎えにいくための花むこの行
列)は6時ちょうどに出発しました。
【14】 ミャンマー連邦共和国
【13】 モンゴル国
稲から米へ
稲はぼくたちに米を与えてくれる植物です。米はミャンマーの主食です。農家の人は田んぼで稲を育て、収かくします。稲から米になるまでの過程において、農家の人はぼくたちの大の恩人です。ぼくは彼らに感謝しています。アジア人であるぼくは、稲が大好きで、お米も大好きです!
水は命の宝石
この夏、私は初めてゴビ砂漠(モンゴル南部と中国北部に位置する)の息をのむような蜃気楼を見ました。この体験は決して忘れられないでしょう。私と家族はオムノゴビ県(モンゴル南部の砂丘地帯)を訪れ、砂の城を作って一日を過ごしました。暑くて喉がかわき、日が暮れてきたので、私たちは歩いて帰りはじめました。途中、私は砂丘の上に巨大な水龍が、その尾で大地に水をまいているような蜃気楼を見ました。その瞬間、私は命の宝石である水の重要な役割を実感しました。ビンデリヤ ムンフズル (12歳)
フォン ニャン へハイン (10歳)
サウムヤ ダグダ (12歳)
カディジャ ガウリー (10歳)
【20】 チャイニーズ・タイペイ
【19】 スリランカ民主社会主義共和国
水泳教室
この夏、お母さんが私のために2ヵ月間の水泳教室を用意してくれました。泳げない私は、楽しみでもあり、こわくもありました。コーチは優しく忍耐強いおばあちゃんでした。 彼女のおかげで、緊張して水をこわがる初心者だった私も、泳ぎが上手になりました。
水泳教室のおかげで、今年の夏はあっという間に過ぎ、とても充実したものになりました。毎日プールに入り、気がつけば休みが終わってい
ました。そして、新しい学びの機会があった時は、勇気を出して挑戦するべきだということを深く実感しました。水泳がとても素晴らしいものだとわかりました。
【18】 シンガポール共和国
【17】 フィリピン共和国
植林の恩恵を拡大する
今では、どこにでもビルが建ちならび、山でさえも様ざまな施設のために開拓されています。私は仲間の子どもたちに、木を植えることで、台風や洪水などの様ざまな災害から身を守れることを伝えたいです。他にも、木は果実を与えてくれるし、鳥のような動物に隠れ家を与えてくれます。私は、気候変動とたたかうこの活動を通じて、世界がより緑豊かで健康的な生活を送れるようになることを願っています。
初めての愛犬、パオイを迎えた日これは私の愛犬、パオイです。2022年6月に飼い始めました。夜中にわが家にやってきたパオイは、お母さんが見せてくれていた写真よりもずっとかわいかったです。動物を飼うことは大きな責任があります。それでも私はこのパオイの世話をするのが楽しみでしかたありませんでした。毎日エサをやり、遊び場まで散歩に連れていきます。
アーシー エゼキエル B. レイテラン (9歳)
ジョニー ンー (10歳)
シンエン チョー (9歳)
グランプリ作品⑤
S.M.T.V.N. スバシンハ (10歳)
土砂降りの雨の中、ぼくと妹はおばあちゃんの家から帰ってきました。おじいちゃんは、ぼくたちがぬれないようにとバナナの葉を切ってわたしてくれました。途中で、強い風と共に雨が降ってきました。お母さんに怒られても、ぼくたちは雨にぬれてとても楽しかったです。
【22】 東ティモール民主共和国
【21】 タイ王国
食事が終わると、ぼくジュンジュンとお姉さんのジャイサイの出番です。お母さんはぼくたちに食器を洗うように言います。食器を洗うのは簡単そうに見えますが、実は難しいです。なぜなら片方の手でスポンジを持ち、もう片方の手で食器がすべったり割れたりしないようにしなければならないからです。それでも、責任がある仕事なので、ぼくはほこりに思っています。
毎朝、ぼくはヤギにエサをやりに行きます。ヤギは子どもを産み、その子ヤギを売って収入を得ます。そのお金は、学校の授業料や日常生活を支えてくれています。ぼくは本当にヤギが大好きです。
【23】 ベトナム社会主義共和国
2024年8月20日 土曜日
今日は友だちとシクロ(前が二輪の三輪自転車)に乗りました。私たちは町を歩きまわって観光しました。とても楽しかったです。
パリン アリン (7歳)
アンスガーリオ F. B. ピント アルウェス (11歳)
フィー トゥイ ラム (7歳)
【24】 日本
栃原の里にある竹内神社の祭りに行きました。境内に入ると長さ13m以上の大きなのぼりが何本も立っています。鬼のことを呉では「ヤブ」といいます。ヤブの髪の素材は和紙でできています。稚児行列も鮮やかな衣装で美しかったです。射的やたくさんの屋台があり毎年楽しみにしています。
石橋 紗和佳(いしばし さわか) (11歳)
グランプリ作品⑥
【日本ユネスコ協会連盟賞】
2つ目は、夏休みの宿題に出る自由研究です。何でも好きな事を研究してきていいんです。僕は将来、お姉ちゃんと一緒に宇宙飛行士になります。だから、水ロケットの研究をしました。羽をまっすぐ付けたり、水の量をいろいろかえて、発射!!この絵みたいにまっすぐ飛ぶはずだったのに、いつもとんでもない方向に飛んでいってしまいました。僕はこんなロケットに怖くて乗れません。僕の挑戦はまだまだ続きます。
【アジア太平洋ユネスコ協会クラブ連盟賞】
【三菱広報委員会賞】
10月12日(土)
「ソーラン、ソーラン!」。勢いのある力強いかけ声でソーラン節が始まった。運動会当日だから、みんなの目が燃えている。
わたしもついていくように指先までしんけいをとぎすませる。まい上がるようにおどる。時間は進み、えんぎはついに終盤。おどりきったぞ!
秋になると市内の地区ごとに、お祭りがあります。夜になると、手筒花火を打ち上げます。手筒花火は、愛知県の東三河地区ではっしょうした花火で火薬をつめた大きな竹筒をかかえて打ち上げる大はくりょくの花火です。最後に「ボンッ」というばくはつ音が聞こえます。ぼくは、ばくはつ音を聞くたびにびっくりしました。火の粉を浴びながら、花火を打ちあげる人達がかっこ良かったです。
多々良 結奈(たたら ゆうな) (10歳)
内田 博文(うちだ ひろふみ) (11歳)
格谷 瑛一郎(かどや えいいちろう) (9歳)
日本入賞作品①
【優秀賞】
【優秀賞】
6がつ30にち なごしのはらえ
げんきに なつを すごせるように じんじゃで おねがいをしてちのわくぐりを したよ ちのわはとてもおおきな まるいわっかだったよ近所の有名なお寺に初もうでに行きました。遠い県や外国からもお客さんがたくさん来るので、おまいりをするところも、そのまわりに何けんもあるおそば屋さんも、長い行れつでとてもこんでいました。おそば屋さんには池や水車があり、それを使ってそばこが作られるそうです。ぼくはそのうちの一けんで、あたたかい天ぷらつきのかけそばを食べました。とくに大ばは家でもそだてているので、天ぷらの中でもすきです。寒いところでならんでいたのであたたかいおそばはとてもおいしかったです。
【優秀賞】
2024年7月20日(土)晴れ ぼくは剣道を習っています。道場では、足でふみこむ音がひびきわたっています。剣道は、竹の刀で頭や、手首、お腹を1対1で打ち合うスポーツです。打つのが成功すると、パコーンとなって、気分が上がり、剣道が楽しいという気持ちになります。体を守るかたいそう備をつけ、声も出しながら頑張る事で心がきたえられます。これからも、礼儀正しく剣道を続けて、いきます。
髙澤 寿寧(たかざわ ことね) (6歳)
大島 瑠生(おおしま るい) (8歳)
飯田 都和(いいだ とわ) (10歳)
【優秀賞】
8月28日 新潟の燕三条におばあちゃんと家族で行きました。
この地域では、ものづくりが盛んだそうです。ぼくたちは、玉川堂の工場見学の後、燕市の産業史料館に行きました。史料館では、錫の小皿づくり体験をしました。木槌を使って、板を曲げ、六角形にしていき、最後に釘のような物で模様を打ちました。
少し、職人さんになった気分でした。
成田 惺(なりた しょう) (12歳)
日本入賞作品②
【選考委員講評】
選考委員長
佐藤 一郎 洋画家・東京藝術大学名誉教授、東北生活文化大学学長三菱アジア子ども絵日記フェスタが 16 回目を迎え、たいへん嬉しく思います。現在、グローバルな地球社会が進展するとともに、激動の時代を迎えています。ICT(インターネット・コミュニケーション・テクノロジー)に代表されるデジタル通信技術は、漫画やイラストといった形でも子どもたちの絵画表現に表れており、やはりいずれの国の作品にも大小さまざまな形で影響が出ています。ただし、そういったグローバルな地球社会に対して、自分たちが住んでいるローカルな地域社会を子どもたちは非常に大切にしています。その地域における、神様とか、自然とか、あるいは家族、そして子どもたちを取り囲む環境に対しての感謝の念が色濃く表れている作品も多数あり、印象的でした。私が審査を続けているここ 10 年ほどの間にも、どんどん作品の密度や完成度が高まり、同時に、子どもたち独自の感性で、オリジナリティあふれる作品も増えてきています。
選考副委員長
齋藤 芽生 画家・東京藝術大学教授
今回はコロナという大きな出来事が世界を覆い尽くした後の審査でしたが、すっかり生活が元に戻っている様子がたくさんの絵日記から感じ取れました。それと同時に、その間にやはり何か、世界が、それぞれの国の体制が、どんどん変わっていったのだなという驚きも少なからずありました。本当に素朴で、牧歌的だった国の絵がどんどん都市化しているというか、家族や生活というものから、もっと自分の趣味や習い事など、個人的なことに意識が移っているような感覚を受けました。また、都市化と、それとは逆の、本当にその国に根付いた文化というものがうまくミックスされている国々の作品は、非常に色彩も力強く、話題も豊富で興味深かったです。
選考委員
大石 芳野 写真家
広くアジアの子どもたちの絵日記を見せていただき、ありがとうございました。たくさん見せていただいたので、疲れてしまいそうですが、逆に元気をいただきました。子どもたちの、本当にはちきれそうな元気、深く物事を考えている心の中、社会をしっかりと見つめている眼の確かさ、そして家族に大切にされ、自分も家族を大切にしている想いなどが、それぞれの絵日記の中から伝わってきました。驚くことに、それぞれ国が違い、色々な出来事を描いているのに、その想いはみんな共通しています。その一方で、広い大地を感じさせる力強い作品が多い国や、淡い色彩でやわらかい印象の作品が多い国など、それぞれの個性もきちんとあり、今回の審査は、物事を深く考えるきっかけを作ってくれたように思いました。
選考委員
池上 彰 ジャーナリスト・名城大学教授
毎回この審査をお受けしていますが、全体としては非常に明るくなってきたという印象があります。特に前回は、みんなで一堂に集まって色々審査することも難しかった時期で、作品の絵の中もマスクをしていたりと、新型コロナウイルスの影響が強く出ていました。今回は、コロナが一段落したことで活動域が広がって、明るくなったなと感じました。作品を実際に見ると、それぞれ民族が違ったり、習慣が違ったり、あるいは宗教が違っている。本当にアジアって多様な地域なんだなということが作品から伝わってきます。むしろ多様だから
こそ、新しいアジアの可能性が出てくるのではないか。そういう意味で、子どもの頃から自分の国はいったいどういう国だろうかと振り返る一つのきっかけになっている、それが絵日記だと感じました。
選考委員
里中 満智子 マンガ家・公益社団法人日本漫画家協会理事長
素晴らしい作品が多く、今回は本当に迷いました。みんな絵が上手いですね。ただし、絵日記ですから、絵だけではなく、これは何をしているのか、あるいは自分が何を感じたのか、どうしたいのかなど、そういうことまで描かれていると、その人の生活が伝わってきてとても嬉しくなります。絵日記として、自分たちの生活や思いをちゃんと伝えられているもの、そんな事を考えて審査しました。でも本当に審査は難しかったです。みんな一生懸命描いていて、その中でも色を使う時は、やはり迷ってしまうと思います。絵の具や色鉛筆がいっぱいあると、色々な色を使いたくなると思うけれど、必要な色を必要な場所に必要なだけ塗る。あの色も使いたい、この色も使いたいってことをちょっと我慢する。これがきちんとできると、それによって絵に統一感が生まれると思います。何かのヒントになれば嬉しいです。